Loading...

もずく別の下処理方法

「味付けもずく」や「塩もずく」は、スーパーなどで良くお目にかかりますよね。最近では「洗いもずく」もちらほら見かけるようになりました。じゃあ「生もずく」って何? なんて疑問が出てきませんか? それぞれどんな違いがあるのでしょうか。
ここでは、「味付けもずく」「塩もずく」「洗いもずく」「生もずく」そして「乾燥もずく」の特徴と処理の仕方を紹介していきましょう!

味付けもずく(もずく酢)

その名の通り、すぐ食べられるように味付けまでされた状態のもずくです。基本の味付けは三杯酢。最近はシークワーサーなどで風味を付けたものや、酢を黒酢にしたものなど、一工夫されているものが多いですね。
一番手軽に食べられますが、自分好みの味付けに出会えるかは運次第です!

もずく酢を自分で作るなら >> 【もずく酢の作り方】

塩もずく(塩蔵もずく)

長期保存を可能とするため、もずくを塩漬けにしたものが塩もずく(塩蔵もずく)です。未開封状態なら冷蔵で約1年は保存できます。でもそのまま食べるとしょっぱい! なので塩抜きが必要になります。

写真は伊平屋村漁業協同組合の塩蔵太もずく400g。洗浄してから塩に漬けたものです。

【塩もずくの塩抜き方法】

  1. 塩もずくをザルに入れてさっと洗う(表面の塩を落とす)
  2. ボールにうすい塩水*1*2を作り、塩もずくをザルに入れたままボールに入れて軽く混ぜてから4分*3ほど置いておく
    *1 塩水を使うのは「浸透圧」の効果を狙っています。面倒な方は水でもOK
    *2 うすい塩水ってどれくらいなの? という方に。塩分約1%の塩水です=水1リットルに対し塩10g。ちなみに海水が塩分約3%と言われています
    *3 必要以上に水につけておくと、食感・栄養素が失われる可能性があります
  3. 味見をして塩が抜けたなら【4】へ
  4. ザルをボールから取り出し、軽く水洗いして水を切る

塩抜きが終わったら、自分のお好みで料理(味付け)してください。 >> 【もずくの食べ方】

洗いもずく

もずくを洗浄・選別してあり、味付けさえすればそのまま食べられる状態のものです。塩抜きや洗浄を考えずにそのまま使えるので便利。冷蔵での保存期間は短いので、食べる分だけ購入するか、冷凍で保存しましょう。
商品表記が「生もずく(洗い)」となっているものもあります。

購入したらそのまま自分のお好みで料理(味付け)してください。 >> 【もずくの食べ方】

生もずく

生もずくは収穫したままの状態のものです。海水の塩分を含んでいますが、塩もずくに比べて塩分濃度は低く、冷蔵での長期間保存には向いていません。しばらく食べないという場合には冷凍しましょう。
海からあがったもずくには、他の海藻、魚や貝やエビなどの赤ちゃんが紛れ込む可能性があります。収穫時に船上で人の目と手で異物を選別していますが、完全に排除することは出来ません。料理をする前に、洗浄・選別が必要になります。

【生もずくの洗い方】

  1. 生もずくをザルに入れてさっと洗う
  2. ボールにうすい塩水*1*2を作り、生もずくをザルに入れたままボールに入れて、ほぐすように異物(他の海藻、魚、貝、エビ、カニなど)がないか確認して取り除く
    *1 塩水を使うのは「浸透圧」の効果を狙っています。面倒な方は水でもOK
    *2 うすい塩水ってどれくらいなの? という方に。塩分約1%の塩水です=水1リットルに対し塩10g。ちなみに海水が塩分約3%と言われています
  3. 味見をして塩分が強いようならボールのうすい塩水*2を入れ替えて1、2分置いておく
  4. ザルをボールから取り出し、軽く水洗いして水を切る

洗い作業が終わったら、自分のお好みで料理(味付け)してください。 >> 【もずくの食べ方】

乾燥もずく

何かと便利なのが乾燥もずくです。乾燥しているので保管場所を選ばない(とはいえ、高温多湿な場所はNG)し、場所もとらない。たぶんほとんどの商品が洗浄・選別してから乾燥させているので、忙しい朝は味噌汁にひょいっと入れるだけ。でも料理に使う際は、水で戻す手間がかかります。

写真は伊平屋村漁業協同組合の乾燥太もずく。洗浄してから乾燥させています。>>購入はこちらから

水で戻し終わったら、自分のお好みで料理(味付け)してください。 >> 【もずくの食べ方】

もずくの食べ方

「味付けもずく」以外は、自分で料理(味付け)しないといけません。
代表的な料理は「もずく酢」「もずく天ぷら」、また卵焼きや味噌汁、サラダに入れたり、アレンジはたくさん! イマドキはネットを検索すると色々出てきますよね。
そして新鮮な生もずくを手に入れたらぜひ食べて欲しいのが「ザルもずく」。この美味しさを知ったらもうやめられません!

【もずく酢の作り方】

  1. 【用意するもの】もずく(100g)、酢(大3)、醤油(大3)、砂糖(大1)、きゅうり(適量)、生姜(適量)
  2. 【タレを作る】酢、醤油、砂糖をあわせて、よく混ぜる
  3. 【トッピングを用意】きゅうりを薄切りにする、生姜をおろす、等お好みで
  4. 【盛付】タレにもずくを入れて軽く混ぜてから、器に盛付けて、トッピングをのせる
  • 面倒な方には…麺つゆに酢を入れてもずくを混ぜるのがオススメ
  • もずくの磯臭さが気になる方は、もずくを湯通しして冷水で冷やしてから使うのがオススメ

【もずく天ぷらの作り方】

  1. 【用意するもの】もずく(100g)、天ぷら粉(30g)、水(適量)、油(揚げ用)
  2. 【衣をつける】ボールに入れたもずくにてんぷら粉を全部ふりかけ混ぜてから、粉が少し緩めになる程度に水を加えてまんべんなく混ぜる(手だとやりやすい)
  3. 【油の準備】鍋などに油を入れ火にかける。衣を油に垂らし、下に沈んですぐに浮かんできたら準備完了(160℃~170℃程度)
  4. 【揚げる】衣をつけたもずくをスプーン使って広げながら油に入れる(大きすぎないこと)。少ししたらひっくり返して合計2~3分くらいで取り上げて、油をよく切る
  5. 【盛付】油がある程度切れたら、お皿に敷いた敷紙(あぶらを吸ってもらう)の上に並べて、塩、天つゆ、ソースなどをつけて食べる
  • 若い(ねばりのある)もずくは水分が多いため天ぷらには向いていません。

【ザルもずくの作り方】

  1. 【用意するもの】新鮮なもずく(分量は食べる分だけ)、水(湯通し用)
  2. 【お湯の準備】鍋に水を入れて沸かす
  3. 【湯通し】沸騰したお湯にもずくを入れて軽くかきまぜる。新鮮なもずくは緑色になるので、緑色になったらザルにあげる(お湯をかける程度でもOK)
  4. 【冷やす】ザルにあげたもずくを冷水で冷やす
  5. 【盛付】器(ザルそば用のザルがベストだけど、皿でもOK)にもずくを入れて、麺つゆにつけて食べる
Verified by MonsterInsights