お盆と言えばご先祖様の霊をお迎えして祀る行事ですが、地域によってその時期や祀り方など違うようですね。シマムーは東京出身ですが、お盆と言えば「夏休み」という感覚でした(すみません)。子どもの頃はお墓参りぐらいは行っていたと思うのですが、そのお墓も相続関係のごたごたで親族が出した結論は手放す。なので現在は(父方の)おじいちゃん、おばあちゃんのお墓はもうありません。東京の感覚ってそんな感じ?ですかね(すべてがじゃないけど、そんなこともあるってことで)。
まあそんな個人的なことはさておきまして、沖縄のお盆は「旧盆」と呼ばれる旧暦での期間になります。2023年は8月28日(月)~30日(水)でした。
ご先祖様を送り出すエイサー
最近ではイベントになっているエイサーですが、その意味としてはお迎えしたご先祖様をあの世へと送り出すほか、家内安全、五穀豊穣など除災招福を祈願するためのもののようです。
2023年の旧盆で行われた伊平屋でのエイサー演舞は、伊平屋村青年団協議会が8月27日(日)~29日(火)の3日間にわたり各集落(5区)をまわり披露されました。
ちなみに、沖縄のお盆には日によって名称がつけられています。お盆初日のご先祖様をお迎えする日を「ウンケー」、お盆中日を「ナカヌヒ」、ご先祖様をあの世に送り出す日が「ウークイ」です。ご先祖様を大切にする沖縄の風習は、こういう細かいところにも出てますよね。
ご覧あれ! 伊平屋のエイサー
さて会場では無料でシークワーサージュースと、ちょっと酔い気分になりたい大人たちのためのシークワーサーパンチ(泡盛のシークワーサージュース割)がふるまわれていました。お酒を片手にエイサーを楽しむ大人や、自由気ままに走り回る子供たち。ページの最後には前泊区で披露されたエイサー演舞のダイジェスト動画を載せていますので、お時間がありましたらご覧ください(司会をしているのは伊平屋の海人 譜久村辰海です)。